それでは早速PHPでプログラムを作成してみましょう。
PHPのプロジェクトを作るときは、ファイルの拡張子を「.php」としましょう。ここでは、「sample01.php」というファイルを作成します。
そしたら、ファイルの先頭に次のような記号を記述します。
<?php
?>
この記号が、PHPのプログラムの印になります。この記号の間にプログラムを記述していくことになります。
そしたら、次のようなプログラムを記述してみましょう。
<?php
print('PHPで出力しています');
?>

そしてファイルを保存します。
実行しよう
前のレッスンで紹介した手順でターミナルを起動しましょう。この時、ファイルを保存したフォルダーが開いていることを確認してください。この状態で、次のようなコマンドを打ち込みます。
これで、次のように「PHPで出力しています」という文章が表示されればプログラムが正しく動作しています。

英文でエラーメッセージが表示されてしまった場合、ファイル名が間違えていたり場所が違ったり、またプログラムの内容が違ってしまっている場合がありますので、正しく修正していきましょう。
PHPのプログラムの構造
PHPのプログラムは「ファンクション(関数)」という、やりたいことを書いて、それに対する補足情報を「パラメーター(引数)」という形で指定する形で作成して行きます。
例えばここでは、「画面に文章を表示したい」というプログラムを作るため、その役割を持つ「print」というファンクションを使っています。printは、PHPのドキュメントを見ると分かるとおり、画面に出力するためのファンクションになっています。
PHP: print – Manual
https://www.php.net/manual/ja/function.print.php
printファンクションは、パラメーターとして「なにを表示するか」を指定することができます。
パラメーター
ここでは、「PHPで出力しています」という文章を画面に表示したいので、パラメーターとして次のように指定します。
print('PHPで出力しています');
ここで、文章の前後にシングルクオーテーションが付加されていることに注意しましょう。パラメーターに文章などの「文字列」を指定する場合は、必ずクオーテーション記号が必要になります。
こうして、ファンクションの役割や使い方が分かれば、色々なプログラムが作れるようになります。本講座ではさまざまなファンクションを紹介していきますので、少しずつおぼえていきましょう。
PHPの終了タグは省略しよう
PHPの終了タグは、実は省略することができます。次のプログラムでも正しく動作します。
<?php
print('PHPで出力しています');
そして、実際PHPのドキュメントなどでも終了タグを省略することが推奨されています。
では、どんな時に終了タグが必要になるかというと、本講座でも後半で紹介するHTMLと混ぜて使う場合だけです。PHPを現在のように単体で使う場合は、PHPが始まったら、それ以降はすべてPHPであることが分かっているため、省略するのが一般的です。注意しましょう。