グローバル属性

読み:ぐろーばるぞくせい

HTMLタグに付加情報を与えることができる「属性」のうち、HTMLタグの種類によらずにほとんどのものに付加できる属性のこと。

代表的なものには、JavaScriptなどで利用される「id属性」や、CSSなどで利用される「class属性」などの他、次のような種類があります。

idその要素の固有のID情報を与えます。CSSやJavaScriptで要素を特定したりリンク先として指定することができます
classCSS等で利用される「クラス」を付加できます
hidden要素を隠すことができます
contenteditableコンテンツをユーザーが編集可能な状態にします
data-*「カスタムデータ属性」と呼ばれ、JavaScript等で利用されます
draggable要素をドラッグ可能にするかを指定できます
accesskeyキーボードショートカットを生成しますが、実際には対応しているWebブラウザが少なく、利用される機会はほとんどありません
autocapitalizeユーザーが入力した文章を大文字にしたり、小文字にすることができます。 off(大文字にしない)/on(文の最初の文字を大文字にする)/words(語の最初の文字を大文字にする)/characters(すべて大文字にする)から指定します
autofocusページの読み込み時などに、これが指定されている要素に自動的に「フォーカス」が移動します。例えば検索窓などに指定することで、すぐに検索ができる状態になります
lang言語を指定します(例:en=英語, ja=日本語)
roleスクリーンリーダーなど向けに、その要素の役割などを指定できます
styleCSSを直接指定することができます
tabindexタブキーでフォーカスを移動するときの順番を指定できます
title要素のヒントを指定できます。マウスカーソルを重ねたりすると、表示されることがあります
dirテキストの方向を指定します。日本語や英語などは左から右に流れる「ltr」ですが、アラビア語などの言語では右から左に流れる「rtl」の場合があり、その場合はこれを指定します。通常は「auto」が指定されていて、Webブラウザが自動的に判断します
enterkeyhint仮想キーボードが表示される環境で、Enterキー部分に表示するラベルを指定できます
inert「不活性」といった意味の英単語で、その要素のクリックイベント、フォーカスイベントなどを無効化し、利用できなくします
inputmode仮想キーボードが表示される環境で、どのようなキーボードを表示するかをします
isJavaScriptと組み合わせることで、要素を別の要素に振る舞わせることができます
nonce「暗号化ノンス」というものを指定するもので、セキュリティの設定で使われます
partCSSで利用できる「パート名」というものを指定します
slotJavaScriptで利用される「スロット」というものを指定できます
spellcheckスペルチェックを行うかを指定します
virtualkeyboardpolicycontenteditable属性を利用している要素で、仮想キーボードの動作を制御できます
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