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TypeScript入門都道府県を一覧表示しよう – 配列

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例えば、都道府県の情報を変数で管理したい場合、次のように連番の変数を準備すれば良さそうに思います。

const pref1 = '北海道';
const pref2 = '青森県';
const pref3 = '岩手県';
...

しかし、このような連番はコンピュータには関連性は理解できず、なにかまとめて操作をするといったことはできません。

そこで、このような関連した情報をひとまとめにして管理できるしくみが「配列」というしくみです。

配列を作ろう

次のようなプログラムを作成しましょう。

// array.ts
const prefecture: string[] = [
  '北海道',
  '青森県',
  '岩手県',
  '宮城県'
];

これで、「prefecture」という配列が準備できました。型の定義で「[]」という記号が登場し、また代入するときも両端に「[]」が必要になります。これで、都道府県の各情報は関連した1つの変数にまとめることができました。

配列の要素を取り出そう

配列の中に代入した要素を取り出す場合は、次のようにします。プログラムの最後に追加しましょう。

console.log(prefecture[0]);

これで最初に代入した「北海道」が取り出され、画面に表示されます。

配列から要素を取り出す場合は、やはり「[]」の記号を使って0から始まる番号を指定します。これを「添え字」とか「インデックス」などと言います。

「岩手県」を出した場合は、添え字は2になります。

console.log(prefecture[2]);

繰り返しで処理しよう

配列は、繰り返し構文との相性が非常に良いです。ここでは、for構文を使って配列の内容をすべて画面に表示してみましょう。

for (let i=0; i<4; i++) {
  console.log(prefecture[i]);
}

添え字部分に、繰り返しの条件として使っている変数「i」を指定しています。iは、0から4未満(=3)まで繰り返して加算されるため、これによって添え字が順番に変化し、配列の要素を1つずつすべて取り出すことができるというわけです。

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