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前のレッスンで、「1を加える」という操作を行うときに、次のような書き方をしました。
i++;
これを「インクリメント」といいます。まずは、これを理解するために次のようなプログラムを作成してみましょう。
let count = 1;
count = count + 1;
console.log(count); // 2
ここでは、「count」という変数を準備して最初に1を代入します。そして、次の計算式でcountに1を加えて、再びcountに代入するという操作を行っています。
count = count + 1;
変数はこのように、自信に代入されている内容を加工して、再び代入し直すという作業がよく行われます。そこで、これを簡単に記述する方法がいくつかあります。
再代入の便利な書き方、代入演算子
まずは、「代入演算子」という方法です。次のように書き換えましょう。
count += 1;
このように、「=」の前に算術演算子を記述します。これで、countに1を加えて代入し直すという作業を行うことができます。これは、各算術演算子に準備されています。
+= | 足し算 |
-= | 引き算 |
*= | かけ算 |
/= | わり算 |
%= | 剰余算 |
**= | べき乗算 |
インクリメント・デクリメント
変数への再代入の中でも、非常に頻度が高いのが「1を加える」または「1を引く」という操作です。特に繰り返し構文などでは非常によく利用されます。そこで、この2つの操作にだけ特別な演算子があります。「++」と「–」です。
++ | インクリメント |
— | デクリメント |
なお、かけ算やわり算にはありません。なぜなら1をかけたり、1で割っても計算として意味がないためです。
for構文などでは、このインクリメントやデクリメントが非常によく使われます。覚えておくと良いでしょう。