この動画はメンバー限定動画です

全ての講座が
月額990円で学び放題

講座の情報を見る

TypeScript入門同意しているかを確認しよう – 真偽値・ブール値

記事を共有:

  • X
  • Pocket
  • クリップボードにコピー

データ型には、特殊な「ブール型(ブーリアン)」という型があります。これは、「true」と「false」という2つの値だけを扱う型で、条件などでよく利用されます。

ここでは、次のようなプログラムを作成してみましょう。

規約に同意しているかを判断する

ここで、次のようなプログラムを作ることができます。

// bool.ts
const agree: string = "yes";

if (agree === "no") {
  console.log("同意してください");
}

この場合、文字列(String)を使って同意しているかどうかを判断するために、同意している場合は「yes」を、同意していなければ「no」と代入するという仮定で動作しています。

しかし、文字列型にはどんな値でも代入することができてしまうため、想定したもの以外が代入されるという事故が起こる可能性があります。

そこで、このようなケースではブール型を利用するのが適切です。次のように変更しましょう。

const agree: boolean = true;

if (agree === false) {

agreeを「boolean」という型にして「true」という値を代入しています。この時、両端にクオーテーション記号がないことに気をつけましょう。文字列な訳ではなく、「true」という特別な値を表しています。ブール型には、「true」と「false」という値しか代入できないため、事故が発生するのを防ぐことができます。

ブール型の特殊な条件の作り方

ブール型を使うメリットの1つが、条件を作るときに簡単になるというポイントがあります。例えば、次のプログラムを見てみましょう。

if (agree === true) {

このように、trueと等しいかを判断する条件の場合、「=== true」を省略することができます。

if (agree) {

また逆に、次のプログラムを見てみましょう。

if (agree === false) {

この場合は、先の「NOT(否定)」という論理演算子を使って、次のように記述できます。

if (!agree) {

このように、ブール型は非常に簡単に条件部分を書くことができるので、条件と組み合わせてよく利用されます。

前のレッスン 次のレッスン