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では、今作成したプログラムについて内容を確認していきましょう。
console.log
これは「メソッド(Method)」というもので、英語では「方法」とか「方式」といった意味ですが、ここでは「動作」と理解すると分かりやすいでしょう。「log」というのは「記録する」といった意味のメソッドでここでは「画面に表示する」という意味と同じと考えて問題ありません。
その前の「console.」という記述については、後述します。
メソッドに細かい調整を加えるパラメータ
メソッドの後には、必ずカッコが続きます。
console.log(123);
ここで、「なにを画面に表示するか」を指定しています。ここでは、「123」という数字を指定しているので、そのまま画面に表示されました。この数字を変更して、再度コンパイルをし直し、できあがったJavaScriptファイルを実行すれば、表示される内容も変わります。
このカッコの内容を「パラメータ(Parameter)」と言います。そのまま「調整値」といった意味で、メソッドの内容をより細かく調整することができます。
メソッドによってはパラメータが必要ない場合もありますが、その場合でもカッコを省略することはできません。
example.example();
また、パラメータの数や内容はメソッドの内容によって異なり、複数指定する場合はカンマで区切って指定します。
example.example(1, 2, 3);
このあたりは、実際に登場したら改めて紹介しましょう。
パラメータを変更してみよう
では、パラメータを変えて動かしてみましょう。カッコの中を「456」に書き換えてみます。
console.log(456);
![](https://tomosta.jp/wp-content/uploads/2024/05/image-24-1024x576.png)
再度コンパイルして実行します。なおこの時、何度も同じコマンドを入力するのは面倒なので、「ヒストリー機能」を利用すると良いでしょう。ターミナルで「↑」キーを押すことで、それまでに呼び出されたコマンドを順番に辿ることができます。実行したいコマンドで「Enter」を押せば、再び実行できます。ヒストリー機能で、次のコマンドを実行しましょう。
tsc first.ts
node first.js
すると今度は、「456」と表示されました。
![](https://tomosta.jp/wp-content/uploads/2024/05/image-25-1024x576.png)
このように、パラメータの内容に従って動きを変えることができます。
TypeScriptには、数多くのメソッドがあり、これを組み合わせて複雑なプログラムを作成していくことになるので、1つ1つ覚えていきましょう。