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これまで、DateオブジェクトやMathオブジェクトなど、オブジェクトを利用してプログラムを開発してきました。
const date: Date = new Date();
実はこのオブジェクトは、自分でで作成することもできます。ここでは、商品の情報を管理する「Item」というオブジェクトを作成してみましょう。
クラスを定義しよう
オブジェクトを作成できるようにするには「クラス」と呼ばれるものを定義します。次のように記述しましょう。
class Item {
}
すると、Dateを利用したときと同じように、次のようにオブジェクトを作成することができます。
let peach: Item = new Item();
そして、このクラスには関連する、さまざまなプロパティやメソッドを定義することができるようになります。ここでは、商品の名前と在庫数をプロパティとして定義してみましょう。
class Item {
name: string = '';
stock: number = 0;
}
すると、このプロパティに値を代入したり、利用することができるようになります。
let peach = new Item();
peach.name = 'もも';
peach.stock = 3;
console.log(peach.name); // もも
![](https://tomosta.jp/wp-content/uploads/2024/05/image-112.png)
このクラスは、何個でもインスタンスを生成できます。そして、インスタンスごとにプロパティを利用できるようになります。次のように「grapes」インスタンスを増やしてみましょう。
let grapes: Item = new Item();
grapes.name = 'ぶどう';
grapes.stock = 5;
console.log(grapes.name);
次のように、名前が表示されます。
![](https://tomosta.jp/wp-content/uploads/2024/05/image-113.png)