ざっくり学ぶ、情報セキュリティマネジメント #8-3

TCP/IP

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インターネットの基本的なプロトコルとして利用されているのが、「TCP」と「IP」というプロトコルです。

IPはネットワーク層、TCPはトランスポート層のプロトコルで、IPをベースとしてTCPの代わりに「UDP」というプロトコルを使った「UDP/IP」もありますが、これらを含めて「TCP/IPプロトコルスイート」と呼ぶ場合もあります。

IP

IPは、コネクションレス型のパケット通信技術で、非常に効率よく通信を行うことができます。ただし、安定性自体は高いとは言えず、ベストエフォート(できる限り頑張るが、保証はしない)なコスト・効率優先のプロトコルです。

TCP

IP通信はコネクションレス型であるため、安定した通信ができないことから、TCPがそれを補完するような形でコネクションの確立などを行います。

TCPでは「3ウェイハンドシェイク」というしくみで、SYNとACKという確認用のパケットを通信相手と3回往復させて通信できることを確認します。

なお、UDPの場合はもう少し簡単な手続きで通信を行い、信頼性が低い代わりに通信速度が速く、シンプルなことが特徴で、この両者は目的に応じて使い分けられます。

参考書籍
令和06年 情報セキュリティマネジメント 合格教本

岡嶋 裕史 (著) / 技術評論社 / 1,980円〜

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